ヨガインストラクターの形態 失敗から学ぶこと Noriの経験 その8

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その6は→こちら

その7は→こちら

さてさて、続きと参りましょう。皆様大変お待たせいたしました。

会員様、インストラクターに大変ご好評をいただいていますこのシリーズ、
早く書きたかったぁ。

私のクラスに時間的、強度的に参加できない方も、このシリーズは欠かさず読んでいますとか

とても楽しみにしていますとか、

本になりますねとか(絶対ならないでしょ!?(笑))

先生とは長い付き合いなのに、今まで知らなかったことが書いてあって興味深いとか、

反響がたくさんありました。

皆様お読み頂いてありがとう。そして寸止めしてしまいごめんなさい。

では、お待たせお待たせ、続きに参ります。

緊急入院した私ですが、

首周りにしこりがたくさんできていました。(ガングリオン)のような、首のリンパのところにたーくさんゴロゴロと。

入院と同時に点滴とたぶん抗生物質を投与されていたと思います。担当医も原因が不明だったので、試し試し点滴を投与していました。

フラフラだったんであんまり覚えてないのですが、足の太ももの付け根から入れた方が効き目が早いと、確かそこからも点滴されたような・・・。

入院して3日経っても、相変わらず、隔離状態。

そして、血液検査や尿検査、その他もろもろ検査をされました。(あーもうだるいんだから寝かせてくれよー)という私の声は無視され続け(笑)

そして、首のしこりを取って病理検査に出そうということになりました。

うわーーーーんっ、とるの??メス入れるの??

いやだぁぁぁぁーーーと思いましたが、反抗する気力もなく、もう私は実験台のモルモット状態。

麻酔をされ、手術台へ

麻酔から目が覚めた時は、激痛とともに目覚めました。

首が痛すぎて、起き上がれない。

お水を飲みのも飲めない。

ブザーを鳴らして、看護婦さんを呼び、体を起こしてもらいました。

そのまま隔離状態が5日くらい続き

その間、首の痛みも引き、熱も下がり、すっかり元気になった私は早朝のどが渇いたので

点滴を転がしながら、病室から出て、飲み物の自販機へ。

あーなんという開放感。歩けるっていいな。何にしようかな~と自販機の前でのんきに考えていると、遠くから視線が・・・

手術でしこりを摘出したO先生だった。

あら、先生、おはようございます。早いですねと私(たぶん5時ごろ)

O先生、足早に私のもと駆けつける。

熊倉さん、病室から出ちゃダメでしょう。すぐに戻って!!!と怒られる。

えーっ、でもジュースが・・・

という私の声もむなしく、強引に部屋に戻される。

自販機お金入れたままだよ!

そんなことはどうでもいい。

その後、担当の看護婦さんから厳しく叱られた。

熊倉さん、もしもジュースが飲みたかったら私に言ってください。私が買ってきますからと。

はい、すみません。

私は熱も下がり、傷の痛みも和らぎ、おかゆも食べられるようになり、元気になってきたのにな。

ダメか。やっぱり。個室の中。孤独の時間は続いた。

それから、翌日、担当医者から、

じゃ、熊倉さん今日から大部屋にうつろうかと提案される。

個室でさみしすぎた私は嬉しくて嬉しくて、喜びまくる。

ところで、先生、私の検査の結果は、病名は?と尋ねる。

 

首のしこりは病理検査に出した結果、悪いものではない。

じゃ、なんですか?と私が食いつくと、分からないとのこと。

へ?

せっかく取ったのに、分からないだと~、あんな痛い思いしたのに~と言いたかったが、まだこの病院にお世話になるので、言わずに我慢した。

血液検査も、尿検査も、正常値を示すようになり、点滴の時間も短くなり、食事も普通食となった。

6人部屋の大部屋にうつり、隣のベットや前のベットの患者さんと仲良くなり、話が弾んだ。
(一方的に私が話しかけていた(笑))

みんなと話したいので、私が提案しその6人部屋だけ、着替えたり、何か処置をする時以外はカーテンをオープンにしましょうよ!!と。皆が快く引き受けてくれ、会話も弾み、困った人がいたらお互い助け合った。

誰かと話せることが楽しくて楽しくて、話が止まらなかった。

首の傷を縫った抜糸が終わるといよいよ退院となった。

よかった~。家に帰れる!!

結局のところ、なんだったのか?今でもハッキリとはわからない。
 

ただ、私が思うには、熱が出て代講がいない、だから解熱剤を飲む、それに解熱剤を飲んで大量の酒を飲んだのが私の体の機能をおかしくしたのではないかと思う。

解熱剤さえ飲まずにおとなしく寝ていれば私の免疫機能が働いて、自然に治っていたような気がする。

失敗したな〜。

それからというもの、薬の副作用の勉強をし、安易に薬を飲むことはなくなった。

本当に、その薬が自分に必要なのか?飲まなくても大丈夫ではないか?といつも考えるようになった。

予防接種もそれまでは何も考えずにむやみやたらと打っていたが、いやいやちょっと待てよと踏みとどまるようになった。
 

もちろん、その薬でしか治せないものもありますから、必要な時は服用しますけどね。

自分の体で、身をもって怖さを体験したので、その後はすごく考えるようになった。

無知だったあの頃。10年前の私。

 

失敗から学ぶこと、失敗から気づくこと。

こう考えると私の人生、いつも失敗だらけ。

 

 でも、その失敗から学ぶこと、気づくことのありがたさに感謝する

誰だって失敗するときはある。完璧な人なんていない。

その失敗したときに、どう捉えるか。

そして、大きな壁、試練が来たときにどう乗り越えるかが大切なのではないでしょうか。


今はそう思います。

この人生、この世では魂を高めるために修行しているようなもの。

何も起こらなかったら、幸せだけど、でも学びは少ないよね。

だから、私はマイナスなことが起きた時、試練が来たとき、その時は学ぶ時間、自分が高められる時が来たと考えています。

結局、たぶん入院は10日弱だったと思います。幸いなんでもなく、退院でき、

五体満足に産んでくれた両親に感謝し、そしてお水が飲めること、食事が美味しく食べられることのありがたさを知りました。

普段は当たり前で気づかないことに気づかされました。

自分の思うように動く体のありがたさ、愛おしさ。

 

その入院を経て、もっと自分の体を大切にしよう、労わろうと思いました。

せっかく頂いた命、そしてそれを入れる器の体を自分で粗雑に扱ってどうするんだ!??

おのれは!!???

という自分自身への戒めにもなりました。

ちょっと大変な経験でしたが、多くの気づきをいただけたありがたいものだったのではないでしょうか!?

マイナスになること、落ち込んでずっと地下に沈みたくなってしまうとき、バイオリズムではないですが、私にももちろん、あります。

ただ、そういうことは書かない、
言わないだけであって、実際はブルーになる時、鬱っぽくなる時だってあるんです。

 

それを言葉にしたり、文字にしたりすると、インストラクターをやっている手前、誰かに影響を与えてしまっては申し訳ないなと思っています。

例えば、私がイライラしていたり、悲しんでいたり、辛そうにしているのを感じたら、会員の皆さんは私からそのマイナスの波動が伝わり、少なからず影響を受けるでしょう!?

それが嫌なのです。それは避けたいのです。

ですから、そういうことはほぼ言いませんし、書きませんが、実際は誰にだってあるのではないでしょうか。

言わない、書かないだけであってね。

 

そうなったときに、どう乗り切るかが大切かなと思います。

私の場合は、もがかず、ただ、その時期が通り過ぎるのを待つという感じかな。

確かに、その時は辛かったり、悲しかったりするけれど、その辛い自分、悲しい自分を素直に認め、受け入れるだけ。客観的に自分を見る、ただそういう感情なんだなと認めるだけ。

ヨガの思想の中にサンキーシャ哲学というのがあるのですが、自分自身を客観的に少しはす向かいから見つめる、見下ろす感覚。

私でいったら、熊倉紀子という題名の人生の映画を44年間見続けている観客になれ。

主人公は喜び悲しみ、怒り、泣き、笑い、叫び、いろいろな感情を表していますが、その映画を見ている私自身はその時はその感情にどっぷりはまりますが、一歩映画館から出たら、さぁ、お腹空いたな、何食べようかな?なんて意外と感情切り替えちゃうじゃない!?

あれ、あれのことです。

だから、悲しんだり、苦しんだり、時には嫉妬したり、叫んだり、妬んだり、恨んだり(だんだん怖くなってきたな(笑))、
怒ったり、怒鳴ったり、いわゆる負の感情が露呈した時、

そんな自分がいてもいいんだよと認めてあげる。

グーンと落ち込んだ後は、登るだけ、上がるだけですからね~。

皆さんにはお話していませんでしたが、実はここ3,4か月絶不調でした。心も体も。

今だから言うけど・・・。

心と体はつながっているから、連鎖するんですね。

最初は心から、そして体へと来た。原因不明の咳が続き、息切れし、疲れやすく、思うようにアーサナが取れなくなった。今まで容易くできていたアーサナがある日突然できなくなった。

どんなに練習してもできない。

で、どうしたか?

あきらめた。

もう、いいや。なるようになれ!!

だから、その時どうしたかというと、特に何もしなかった。

ただ、その不調を受け入れていた。


それだけ。

そうしたら、先日、ある転機が訪れた。

 

一気に上り調子になりました~(*^▽^*)


やったね!!!

どん底まで落ちたので後は這い上がるだけ。

そうしたらね、繋がっているなとつくづく感じるんですけど、原因不明の咳(そもそも病院に行っていない)もピタッと止まり、息切れ、疲れやすさも治った!!

 

そして、とれなくなっていた、アーサナができる!!ビシッと!!

これには嬉しすぎて、Fukuko先生とKaoriさんに見て見てみてーーーー!と見せましたっけ。子供か私は(笑)

あるインストラクターが私に言った言葉

先生、ピンチはチャンスって言いますもんね。

いいこと言うな、謎の女 Chia先生ですけど。

あはははは。

皆に支えられて、一致団結してますますH&Bは羽ばたいていきますよ。


H&Bのインストラクター、スタッフ全員最高!!
最高の友であり、最高の仲間です。

全員、大好きで大好きで愛してやまない仲間たちを
どうぞこれからも皆様よろしくお願いいたします。


Namaste

続く

 

埼玉県羽生市にある女性専用ヨガスタジオH&BH&B